2022.2.16 完全オンライン開催になりました。「参加者へのお知らせ」をご確認ください。
ご挨拶
第24回日本異種移植研究会
当番世話人 横尾 隆
東京慈恵会医科大学 腎臓・高血圧内科
主任教授
この度、第24回日本異種移植研究会を主催させていただくことになりました。当方、再生医療研究を長らく行ってまいりました。しかし異種移植研究の門を叩いてからまだまだ日が浅く、大変僭越ではありましたが異種移植研究のために少しでもお役に立てればと思い引き受けさせていただきました。さらには準備をしなければならない時期がまさにコロナ禍の真っ只中であり、開催形式や海外演者招聘などの調整が難しく、先生方には多々ご迷惑をおかけするかもしれませんが何卒ご協力のほどよろしくお願いいたします。
臨床の現場におりますと、ドナーがいれば救える命が失われる現状を目の当たりにし、なんとか移植可能臓器を準備できないかと強く望まれます。多くの課題は残されているものの、異種移植の成功は多くの臓器不全患者の福音となると強く信じられております。異種移植に対する指針が変わり、また CRISPR / Cas9 などの新規技術導入により遺伝子改変技術が飛躍的に進歩した現在、大願成就のためには一気に臨床まで昇華させる強い気持ちが必要ではないかと思っております。そのためには様々な経験を積んだ研究者が一堂に会し、情報交換し共同研究を立案したり、またお互い励まし刺激し合うことが大きな driving force になることと思います。
この度お手伝いさせていただく本会がぜひ有意義な情報交換の場になることを祈念しております。先生方の積極的なご参加を心よりお待ちしております。